近年では都会でも地方でも、有機野菜に注目する方が増えています。有機野菜は「危険度が高いとされる農薬・化学肥料を使っていない」ことを国に認められている野菜なので、それだけ信頼されており、値段も高い傾向があります。 すべてを有機野菜にしようとすると、食費が一気に上がってしまい、困ったことになることがあるでしょう。
そもそも有機野菜を購入するのは、危険な農薬の影響をなるべく受けないようにするため、というのが多くの方の考えだと思います。 食費へのダメージを抑えながら、できるだけ農薬の影響を受けない効果的な方法があるとすれば、「有機野菜の品目を絞る」というのがおすすめです。
これはどういうことかというと、野菜の成長の仕方や収穫の仕方などで、「農薬の残りやすさ」は若干差が出てくるわけです。それでは、農薬が残りやすいと言われている野菜を見てみましょう。
・ほうれん草
・セロリ
・トマト
・パプリカ
有機野菜を食べることが、体に入る農薬の影響を減らすことであれば、食費の許す限り、これらの野菜から順に有機野菜に変えていけば、農薬の軽減効果を最大化できることになります。 そもそもすべての野菜を有機野菜に変えることは、多くの方にとって難しいことだと思います。
なぜなら販売店も限られてきますし、いつでも取り揃えがあるとは限りません。それならば「可能なところから有機野菜に変えてみる」というのが現実的で、ストレスも少ないのではないでしょうか?
なお、農薬が付きにくい野菜としてはキャベツやトウモロコシがあります。これらの野菜は外の葉に厚く包まれているので、中の食用部分は成分が影響しにくいことが考えられます。それでも心配、という場合はしっかり茹でると付着成分を無害化しやすいとされています。
有機野菜に興味を持った方はどうしても「全部を有機野菜に切り替えよう」と考えるパターンが多い傾向にありますが、私は出来るところから徐々にいいものを取り入れていくほうが、無理がなくて誰でも続けやすいやり方だと思います。